お知らせ NEWS

照井 仁助教の論文がScience Immunology誌に掲載されました。

当教室の照井 仁助教、山﨑研志臨床教授、相場節也名誉教授、浅野善英教授が、免疫学分野の石井直人教 授、河部剛史准教授、医工学研究科阿部高明教授、 国立がん研究センター先端医療開発センタートランスレーショナルインフォマティクス 分野山下理宇ユニット長らとの共同研究にて、タイトル「Staphylococcus aureus skin colonization promotes SLE-like autoimmune inflammation via neutrophil activation and the IL-23/IL-17 axis」で、2022 年 10 月 28 日午後 2 時(米国東部標準時)Science Immunology 誌(電子版)に掲載されました (https://www.science.org/doi/10.1126/sciimmunol.abm9811)。

以下、東北大学におけるプレスリリース文
https://www.tohoku.ac.jp/japanese/2022/11/press20221114-01-skin.html

 

照井先生よりコメントを頂きました!

 

照井 仁先生の論文が Science Immunologyに掲載されました。
心よりお祝い申し上げます。

筆頭著者コメント:
マウスモデルを用いて、皮膚細菌叢のバランスが崩れると、好中球とインターロイキン-23/インターロイキン-17軸の活性化を介して全身性エリテマトーデスのような自己免疫応答が増悪することを示しました。この結果は、アトピー性皮膚炎などの慢性炎症性皮膚疾患を適切に治療し、皮膚のコンディションを維持することが、自己免疫疾患の発症を予防する可能性を示唆しています。今後、実臨床におけるさらなる検証が求められます。

本論文は、私の大学院時代の研究の集大成となるものです。1つの実験結果を得るのに数ヶ月を要し、多くの時間を費やしましたが、共著者の先生方のご協力のおかげで、この成果を世に出すことができました。今後もハイインパクトな研究を目指し、精進してまいります。

論文pubmedデータ:Terui H, Yamasaki K, Wada-Irimada M, Onodera-Amagai M, Hatchome N, Mizuashi M, Yamashita R, Kawabe T, Ishii N, Abe T, Asano Y, Aiba S. Staphylococcus aureus skin colonization promotes SLE-like autoimmune inflammation via neutrophil activation and the IL-23/IL-17 axis. Sci Immunol. 2022 Oct 28;7(76):eabm9811. doi: 10.1126/sciimmunol.abm9811. Epub 2022 Oct 28.

論文URL:  https://www.science.org/doi/10.1126/sciimmunol.abm9811

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