渡邉愛美先生の論文がEuropean Journal of Dermatologyに掲載されました。

大学院生の渡邉愛美先生の論文がEuropean Journal of Dermatologyに掲載されました。

心よりお祝い申し上げます。

筆頭著者コメント：

BRAF/MEK阻害薬により出現した、ステロイド治療抵抗性のVogt-Koyanagi-Harada病様ブドウ膜炎にアダリムマブが奏功した一例について報告しました。

本症例は、臨床症状や関連するHLAハプロタイプが従来のVogt-Koyanagi-Harada病と同一であることから、VKHブドウ膜炎に対して近年治療選択肢の１つとなっているアダリムマブ(抗TNFα抗体)の皮下注射を開始しつつ、BRAF/MEK阻害薬と併用したところ、ぶどう膜炎とメラノーマの両者を良好にコントロールすることができました。

論文pubmedデータ：

Steroid-resistant Vogt-Koyanagi-Harada-like uveitis due to BRAF/MEK inhibitor, successfully treated with adalimumab.

Takahashi-Watanabe M, Fujimura T, Amagai R, Yamazaki E, Tamabuchi E, Akai S, Kambayashi Y, Hashimoto A, Hashimoto K, Asano Y.

Eur J Dermatol. 2024 Aug 1;34(4):442-444. doi: 10.1684/ejd.2024.4730.

PMID: 39193688

論文URL: https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/39193688/