井川徹也先生の論文がCancersに掲載されました。
留学中の井川徹也先生の論文がCancersに掲載されました。
心よりお祝い申し上げます。
筆頭者コメント
CTCLの増悪に低分子ヒアルロン酸が関与しており、CTCLの治療薬として使用されているベキサロテンがヒアルロン酸の産生低下に寄与していることを発見した論文です。ベキサロテンの新たな悪性腫瘍に対する作用点を見つけることができました。ヒアルロン酸の抽出と電気泳動には非常に苦労しました。
Corresponding authorコメント;
ヒアルロン酸がCTCLの病態に腫瘍免疫環境の調整から関与するという全く新しい概念の論文を出すことができました。1年以上、さまざまな雑誌から査読でコメントをいただきました。新しい概念を世に出すことの難しさを痛切いたしましたが、最終的に世に送り出すことができて、非常に嬉しいです。
Ikawa T, Yamazaki E, Amagai R, Kambayashi Y, Sekine M, Takahashi T, Asano Y, Fujimura T. Impact of Hyaluronic Acid on the Cutaneous T-Cell Lymphoma Microenvironment: A Novel Anti-Tumor Mechanism of Bexarotene. Cancers. 2025; 17 (2), 324.
DOI: https://www.mdpi.com/2072-6694/17/2/324