照井仁先生の論文がEur J Dermatolに掲載されました。

照井仁先生の論文がEur J Dermatolに掲載されました。心よりお祝い申し上げます。

筆頭著者コメント：本論文は、過去に放射線治療や薬剤の微小漏出があった部位に再び炎症が誘発される「リコール現象」の症例報告です。患者は抗がん剤（ドセタキセル-シスプラチン）およびヨード造影剤の投与後に、過去に薬剤漏出歴のある左前腕に紅斑が出現しました。ステロイド治療により改善しましたが、再投与で再発したためリコール現象と診断されました。本症例を通じて、抗がん剤や造影剤の微小漏出による組織損傷がリコール現象の発症に関与する可能性が示唆されました。

論文pubmedデータ：Recall phenomenon induced by two different agents, iodinated non-ionic contrast and docetaxel-cisplatin, in a single patient.

Terui H, Hagihara T, Shimada M, Asano Y, Mizuashi M.Eur J Dermatol. 2023 Apr 1;33(2):183-185. doi: 10.1684/ejd.2023.4451.PMID: 37431133

論文URL: https://www.jle.com/fr/revues/ejd/e-docs/recall_phenomenon_induced_by_two_different_agents_iodinated_non_ionic_contrast_and_docetaxel_cisplatin_in_a_single_patient_332499/article.phtml