お知らせ NEWS

第124回日本皮膚科学会総会に参加・発表いたしました。

2025.5.29-6.1に第124回日本皮膚科学会総会に参加いたしました。

会場 パシフィコ横浜

会頭 石河晃教授(東邦大学)

 

本大会においては、このたび、以下の先生方が学術的功績により表彰されました。

◯髙橋岳浩先生
「円形脱毛症の病態機序における性差についての検討」 令和7年度 日本皮膚科学会基礎医学研究費(資生堂寄付)受賞

受賞コメント:このたびは名誉ある賞を賜り、誠に光栄に存じます。円形脱毛症においては、臨床現場でも治療反応性に性差がみられることが知られていますが、その背景となる病態メカニズムについては、いまだ明らかにされていません。本研究では、性差に着目した病態の解明を通じて、将来的により精密な診断や治療選択、すなわち個別化医療の実現に寄与できることを目指しています。

◯関根真奈先生
「円形脱毛症に対するステロイドセミパルス療法が骨代謝に及ぼす影響の検討」 一般演題優秀賞受賞

受賞コメント:今回、素晴らしい賞をいただけたのはひとえに日々診療に携わる方々のご協力のおかげです。ステロイドパルス療法は円形脱毛症に対する重要な治療選択肢の一つですが、その長期的影響、とりわけ骨密度への影響については十分に検証されていません。本研究が、より安全で適切な治療戦略の構築につながり、円形脱毛症に悩む患者様の一助となれば幸いです。

◯照井正先生
永年にわたり皮膚科学の発展に多大なご貢献をされ、その顕著な業績が認められ、日本皮膚科学会より名誉会員として表彰されました。

心よりお祝い申し上げます。

また、東北大学からは以下を発表いたしました。

教育講演:

◯強皮症診療におけるキャピラロスコピーの実践的活用法(瀬川雄一朗先生)

スポンサードセミナー:

◯エキシマレーザーによる皮膚疾患治療の実際~尋常性白斑と円形脱毛症を中心に~(入間田萌花先生)

 

一般演題・ポスター発表(五十音順):

◯円形脱毛症に対するステロイドセミパルス療法が骨代謝に及ぼす影響の検討(関根真奈先生)

◯限局性強皮症に対する抗 IL-17 抗体製剤の使用経験(高橋拓矢先生)

◯再発・難治性血管肉腫に対するパクリタキセル・PAI-1 阻害薬併用療法の有効性の検討: 中間報告(藤村卓先生)

◯尋常性白斑に対する 308nm エキシマレーザー治療の有効性と安全性に関する後方視的検討(金城賢吾先生)

◯全国 7 施設におけるがん遺伝子パネル検査の使用経験 175 症例の後方視的検討(神林由美先生)

◯造血幹細胞移植後に生じた好酸球性膿疱性毛包炎の 1 例(高橋陽子先生)

◯特異な臨床像を呈した上行結腸癌皮膚転移の1例(林瞳美(医学部))

◯トシリズマブが奏効した限局性強皮症の1例(北山智沙子(医学部))

◯放射線照射後血管肉腫の 4 例(山﨑絵美先生)

 

 

本大会では、皮膚科学の最新知見に関する多くの発表が行われ、活発な意見交換がなされました。発表を通じて得られた知見を、今後の診療および研究に活かしてまいります。

 

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